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[3101-06-03]Silver Plating Using Aqueous Baths with Highly Concentrated Calcium Chloride

○Ken Adachi1, Atsushi Kitada1, Kazuhiro Fukami1, Kuniaki Murase1 (1. Kyoto University)
司会:佐々木 秀顕(愛媛大学)

Keywords:

Silver Plating,Cyanide-free,Calcium Chloride,Highly Concentrated Aqueous Solution

金属塩を水に多量に溶解させた高濃度水溶液は、高い錯形成能力による錯体種の安定化や、多くの水分子が溶質に配位することによる自由水の活量低下および広い電位窓などの優れた性質を有する。高濃度水溶液自体はソーダ電解をはじめとする電解製錬プロセスにおいて古くから適用されているが、近年では核燃料処理および電池電解液の研究なども盛んに行われている。
 本発表では、高濃度水溶液を金属めっきプロセスに活用した、濃厚塩化カルシウム浴を用いた銀めっきについて報告する。銀めっきは、高い電気伝導性や光学特性、抗菌性や意匠性などから様々な用途で利用されるが、一般的な銀めっき浴は銀イオンの溶解度向上やデンドライト析出抑制のための錯形成剤として有毒なシアン化合物を含むため、シアンの代替が求められてきた。今回我々は、高濃度の塩化カルシウム水溶液を用いることで、通常は難溶性の塩化銀を塩化物錯体として十分量溶解することを見出した。また、建浴した銀めっき浴から結晶性の良い銀めっき膜が得られることも確認した。