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[2301-04-01]Case study on the measurement of time-dependent displacements observed during mountain tunnel excavation

○Dohta Awaji1, Ryohei Hase1 (1. Shimizu Corporation)
Chairperson: Yoshiaki Fujii (Hokkaido University)

Keywords:

mountain tunnel,serpentinite,squeezing ground,time-dependent deformation

山岳トンネルの建設において一般的に実施されている内空変位計測を用いて時間依存性挙動を把握するために,掘削停止期間中の変位増分から換算した変位速度に着目し,時間依存性挙動の識別精度を向上させ,実計測データから内空変位の遷移クリープ挙動の再現を試みた。計測対象としたトンネルでは,最大土被り320mとなる蛇紋岩区間を持ち,強大な地圧の作用によって,大規模な盤ぶくれと支保部材に破壊が生じ,真円形の重厚な支保構造による再掘削が必要となった。時間依存性変位は,大規模変状が発生する前の当初掘削時と,重厚な支保構造による再掘削時の両者で認められ,その変位速度の遷移クリープ挙動は再掘削の前後で大きな違いは認められなかった。一方,当初掘削時に支保構造が崩壊し,再掘削前にトンネル内空の閉塞が進んでいった区間では,掘削後5年以上経過した断面で,壁面変位が1~2mにまで到達した区間も認められた。こうした時間依存性挙動を再現する力学パラメータの導出により,2次覆工設計の合理化を進めることが可能になると期待される。