Presentation Information
[2601-08-04][Student presentation: Master’s course] Analysis of leaching reaction of chalcopyrite: Influence of phase separation by heat treatment
○Katsuya Komorita1, Yu-ki Taninouchi1, Hiroaki Nakano1 (1. Kyushu university)
Chairperson: Kazutoshi Haga (Akita University)
Keywords:
Synthetic chalcopyrite,Leaching,Oxidative dissolution,Electrochemical analysis
湿式銅製錬の利用拡大のため、Fe2(SO4)3 - H2SO4系水溶液を用いた黄銅鉱(CuFeS2)の浸出処理に関する研究開発が活発に行われてきた。しかしながら、黄銅鉱の浸出反応機構については未だ不明確な点が多い。この一因としては、既往研究の多くが天然の銅精鉱を用いた調査であり、黄銅鉱自体の組成・組織の差異や異種鉱物の混入が浸出反応に影響を及ぼしていることが考えられる。そこで我々のグループでは、黄銅鉱の浸出現象のより詳細な理解を目指し、組成と組織を制御したバルク結晶をモデル試料として作製し、その浸出挙動の解析を行っている。本研究では、合成黄銅鉱に熱処理を施して黄鉄鉱(FeS2)を微量析出させた際に、母相である黄銅鉱の酸化浸出挙動がどのような影響を受けるかを、浸出試験と電気化学測定によって調査した。この結果FeS2の分相によって銅溶出速度が大幅に増加したが、これは析出したFeS2と黄銅鉱のガルバニックな相互作用に依るのではなく、CuFeS2の組成変動による黄銅鉱自体のアノード溶解性の変化に起因していると判断された。
