Presentation Information

[3401-05-05][Student presentation: Master’s course] Recovery of Ruthenium from Wasted Electrodes by Forming Complex Oxides

○Koichi Sato1, Itsuki Murata1, Kosuke Takahashi1, Takashi Nagai1 (1. Chiba Institute of Technology)
Chairperson : Yu-ki Taninouchi (Kyushu University)

Keywords:

Recycling,Ruthenium,Electrodes for chlorine generation

ルテニウム(Ru)は白金族金属(PGM)の一種であり、塩素発生用電極などの触媒層に使用されている。しかし、Ruはプラチナ(Pt)の副産物としてのみ生産されるため、年間生産量が30 - 50 t程度と非常に少ない。また、産出地域が南アフリカとロシアに偏っていることから安定供給に懸念があり、使用済み製品からのリサイクルが重要である。Ruはリサイクルの際に溶液化が必要不可欠であるが、化学的に安定であるため、溶解の際に強力な酸化剤を含む王水や塩素ガスを吹き込んだ塩酸などを使用している。これらは危険性や環境負荷が大きいことからRuの酸溶解性の向上が望まれている。PGMの易溶化の手法として、PGMと酸化物間の複合酸化物を形成させることで、酸化剤を含まない塩酸で溶解可能となることが報告されている。本研究では、塩素発生用電極のRuO2 - Ta2O5系模擬触媒を作製し、使用済み電極からのRuの回収を検討した。Nd2O3などの酸化物を用いて模擬触媒中のRuと複合酸化物化させることにより、Ru含有複合酸化物を形成させ、Ruの易溶化を行った。