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[3K0408-16-09]Development of Recovery Process of Tantalum Using “Dry Aqua Regia”

○Airi Nakayama1[Student presentation: Bachelor’s course], Akihiro Yoshimura1, Yasunari Matsuno1 (1. Chiba university)
Chairperson: 高崎 康志(秋田大学)

Keywords:

dry aqua regia,molten salt,Tantalum

タンタル(Ta)は、コンデンサーなどの電気・電子機器に重要なレアメタルとされる。一方、採掘された鉱石中の純分が世界全体でも1,700 tと比較的小さい。さらに生産地域が偏在していることに加え、採掘による利益が武装勢力などに収奪される「紛争鉱物」としての課題も有する。そのため一次資源の利用に加え、リサイクルが重要とされる。しかし現状では、工程内スクラップは大半がリサイクルされる一方で、使用済製品からの回収はほとんど行われておらず、環境負荷やコストを軽減した手法が必要とされている。

本研究では、これまでに白金族金属に対して適用されてきた塩化鉄(III)を主体とする溶融塩を「固体王水」として利用し、タンタルに対する適用を通じてリサイクルの可能性を検討した。その結果、従来の乾式法よりも大幅に低い温度帯である630-670 K付近での高速の溶解が確認された。また溶解後、水によるリーチングのみで酸化タンタルが回収されたことから、極めて容易な手法による回収も確認された。本研究を通じ、固体王水によるタンタルのリサイクルに関する基礎的手法が確立された。