第7回日本近視学会総会

オーガナイザー:長谷部 聡(川崎医大), 南雲 幹(井上眼科病院)

近年、世界的な近視人口の急増に伴い、強度近視における眼合併症の重症化リスクが懸念されており、近視進行抑制や合併症に対する予防および治療について、かつてないほど注目が集まっている。
本セミナーでは、適切な治療に繋げるための検査における留意点、視機能障害に直結する視神経や黄斑部に影響を及ぼす強度近視眼における手術や治療の実際、さらには長期管理のポイントなど、多岐にわたる近視診療について、各分野のエキスパートの先生方にご講演いただく。
まず、適切な治療方針を決定する上で重要となる強度近視眼のOCTおよび眼底写真撮影検査のポイントについて、松田卓爾先生（いくの眼科）にご解説いただく。次に、小林知世先生（東京科学大学）には、屈折検査の留意点および知っておくべきポイントについて、わかりやすくご説明いただく。厚東隆志先生（杏林大学）には、強度近視眼に対する手術の実際について、塩瀬聡美先生（九州大学）には、近視黄斑症の診断と長期管理について、そして最後に、近視診療で心掛けるべきことについて、佐柳香織先生（大阪大学／さやなぎ眼科）にご講演いただく。
本セミナーの内容が、明日からの近視診療に役立つものであれば幸いである。