The 84th Annual Meeting of the Entomological Society of Japan・The 68th AEZ annual meeting

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Mar 28 - Mar 31, 2024Sendai International Center
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Mar 28 - Mar 31, 2024Sendai International Center

[PG01-02]画像解析を用いた虫こぶ形態多様性を規定する植物側・昆虫側要因の探索

Riki Takara1, Kohei Tamura2, ◯Kanako Bessho-Uehara3(1. Science Dept., Tohoku Univ., 2. Tohoku University, 3. Life Sciences, Tohoku Univ. )
多様な形態がどのように生み出されるのかは生物学における普遍的な問いの1つである。昆虫と植物の相互作用により誘導される異形な「虫こぶ」は多様な形態の特筆すべき例と言える。虫こぶは、昆虫の産卵により誘導される植物組織で、昆虫由来物質が植物の発生プログラムを改変することにより形成される。誘導する昆虫種によって虫こぶ形態は異なることから、これまでは昆虫側にその制御要因があると考えられてきた。しかし、虫こぶは昆虫と植物の相互作用であることから、植物側にも制限要因があると仮説を立て検証を行った。本研究ではオープンデータソースより取得した葉および茎由来の600枚の虫こぶ画像を用いてフラクタル次元計測を行い、由来する植物器官ごとの虫こぶ形態の複雑さを定量した。その結果、昆虫の系統非依存的に、葉由来虫こぶは茎由来虫こぶに対し形態の複雑度が高く、またその多様性も大きいことが明らかとなった。PCAにより葉由来虫こぶの形態多様性は主に色やトライコームが要因であることも示唆された。現在は虫こぶ形態多様性を規定する植物側の生物的・物理的要因の探索を行なっており、その結果も合わせて報告する。