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[B-10B-21]並列自由空間光通信伝送路におけるオール光型無瞬断回復方式の通信品質評価
◎△Kaiji Furuya1, Shin Fukuhara2, Hidenori Takahashi2, Takehiro Tsuritani2, Itsuro Morita1 (1. Waseda Univ., 2. KDDI Research)
Keywords:
FSO,Free-Space Optical Communication
自由空間光(FSO: Free-Space Optics)通信は,光ファイバの敷設が困難な環境における有効な通信手段であるが,大気擾乱や障害物による通信断が課題である.先行研究では,複数のFSO区間を用いたオール光型高信頼化方式が提案され,合波後光パワーを一定値に維持する位相差補償制御により通信品質の安定化を図っている.しかし,通信断から経路が回復した際には,遮断されていた経路の光パワーが急激に回復するため,位相差補償制御が十分に追従する前に逆位相に近い状態で合波されると,合波後光パワーが大きく低下し,通信瞬断が発生する課題がある.そこで本研究では,回復経路の光パワーをゆるやかに増加させることで位相差補償制御の追従時間を確保し,通信断回復時の光パワー変動を抑制する無瞬断回復技術を提案する.30 cmのFSO通信路を用いた実機実験により,光パワー回復速度を変化させた際の合波後光パワー分布および100 Gbps信号のフレームロス数を評価した.その結果,光パワー回復速度を低くすることで,合波後光パワーが位相差補償制御の目標値付近に集中し,フレームロス数も大幅に減少することを確認した.以上より,提案方式が通信断回復時の通信瞬断を抑制し,通信品質の向上に有効であることを示した.
