Presentation Information
[B-1B-18]Relationship between Shear Deformation Direction and Reflection Characteristics of
Artificial Magnetic Conductor
〇Yoshiaki Ogawa1, Hitoshi Shimasaki1 (1. Kyoto Institute of Technology)
Keywords:
artificial magnetic conductor,microwave,shear deformation,polarization conversion
人工磁気導体 (Artificial Magnetic Conductor : AMC) は,中心周波数において電界の位相を変化させることなく反射可能なメタサーフェスである.この特性はアンテナの低背化を実現でき,これをウェアラブルデバイスへ応用することが検討されている. ウェアラブルデバイスは衣類や身体に取り付けるため,機能性の観点から柔軟性を有することが望ましい.そこで本研究では,導電織物を用いた AMC を作製することを考える.導電織物の変形には大きく分けて曲げ変形とせん断変形が存在する.本報告では,せん断変形に着目し,AMC がせん断変形した際にどのような反射特性変化を生じるのかをシミュレーションによって解析する.特に,入射する偏波に対して,与えるせん断変形の方向を変えることによって生じる特性変化を解析する.シミュレーションでは,垂直偏波と水平偏波に対して,正方形の AMC を斜め 45 ° 方向にせん断変形したモデルと,水平偏波の方向へ伸張変形するようせん断変形を与えたひし形状の AMC モデルを解析した.これらのモデルの周囲の長さは一定としている.シミュレーション解析の結果,斜め方向へせん断変形したモデルでは,偏波変換と反射位相の変化がみられ,垂直偏波と水平偏波で同一の反射特性を示した.一方,ひし形状のモデルのせん断変形では,偏波変換はほとんど見られず,中心周波数と帯域幅において,それぞれ偏波に固有の反射特性が見られた.これらの結果から,偏波変換,中心周波数,偏波による差異といった反射特性を比較することで与えたせん断変形の方向を特定できるのではないかと考えられる.また,偏波とせん断変形の方向によっては,直線偏波を楕円偏波に変換することが可能であると考えられる.
