Presentation Information
[B-4-12]脳波の特徴抽出に基づく手の開閉動作の識別
◎△Toma Hasegawa1, Reo Shoji1, Yusuke Yano1, Jianqing Wang1 (1. Nagoya Institute of Technology)
Keywords:
Biomedical Signal Analysis
本研究は、前腕欠損者など従来の筋電義手が利用できない患者でも使用可能な脳波を用いて制御する義手の実現に向け、手の開閉動作を脳波から識別する手法を提案する。日常環境下を想定し、運動野付近の6箇所から被験者の脳波を測定した。脳波の出現タイミングや周波数特性には個人差が大きいという課題があるため、脳波をδ波・α波・β波の3つの周波数帯域に分け、さらに解析時間窓を0.5秒刻みでシフトさせながら、交差検定を用いて被験者ごとの脳波出現の個人差に合わせた周波数帯域や時間幅を個別に決定し、共通空間パターン(CSP: Common Spatial Pattern)による特徴抽出と線形判別分析(LDA: Linear Discriminant Analysis)による動作識別を行った。10名の被験者において平均71%の識別率を達成した。この結果から、被験者ごとの特性に合わせた適応的な解析手法の有効性が示された。
