Presentation Information
[BP-1-05]高周波数帯はAIを運ぶインフラになる
― 6Gが切り拓くPhysical AIとリアルタイムデジタルツイン社会 ―
〇Kei Sakaguchi1 (1. Institute of Science Tokyo)
Keywords:
Millimeter-wave,Repeater,RIS,Physical AI,Realtime Digital Twin
5Gでは28GHz帯をはじめとするミリ波高周波数帯の導入により大容量・高速通信が実現された一方、遮蔽や伝搬損失などの課題も顕在化し、その有効活用に向けて様々な研究開発が進められてきた。特に近年では、ミリ波中継技術、分散MIMO、RIS(Reconfigurable Intelligent Surface)、デジタルツインを活用した伝搬環境予測など、高周波数帯を「利用する技術」から「使いこなす技術」への進化が進んでいる。一方、6G時代には、自動運転車、ドローン、ヒューマノイドロボットなどのPhysical AIが社会の様々な場面で活用されることが期待されている。これらのシステムでは、映像やセンサデータの伝送だけでなく、大規模AIモデルや世界モデル(World Model)の配信・更新、さらにはリアルタイム・デジタルツインとの連携が重要になる。その結果、通信ネットワークは従来の「人に情報を届ける基盤」から、「AIを現実世界へ展開する基盤」へと進化していく。本講演では、ミリ波ヘテロジニアスネットワーク、ミリ波中継MIMO、遮蔽対策技術に関する研究開発の経験に加え、XGMF 6G無線技術プロジェクト中継・反射板WGでの活動も踏まえながら、FR2に加えてFR3を含む高周波数帯の最新動向を概観する。さらに、高周波数帯が支えるAIモデル流通基盤、協調認知、自動運転、リアルタイム・デジタルツインなどの将来ユースケースを示し、6G時代における高周波数帯活用の方向性について議論する。
