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[N-2-04]高次ネットワーク科学分野論文における共引用ネットワークのモジュラリティ降下
◎Kazuki Nakajima1, Yuya Sasaki2, Masaki Aida1 (1. Tokyo Metropolitan University, 2. The University of Osaka)
Keywords:
Network Science
科学技術の発展は,既存の学問分野の境界が交差し新たな知的構造が形成される研究最前線の出現によって,しばしば非連続的な進歩を遂げる. こうした新しい研究分野がいつ,どのように出現し成熟していくのかを定量的に理解することは,将来の科学技術予測や研究戦略の立案における重要な課題である. 計量書誌学では,二つの論文が第三の論文に共に引用される共引用ネットワークが,ある時点における分野の知識基盤を反映する方法論として用いられる. そのコミュニティ構造は静的な知識基盤を特定するために分析されてきたが,モジュラリティの降下は,独立していたコミュニティの統合,すなわち新たな研究領域の出現を捉える指標となり得る. 本稿では,既存の枠組みを拡張し,論文集合のブートストラップ・リサンプリングにより共引用ネットワークのモジュラリティの経験分布を推定し,その不確実性を考慮してモジュラリティの降下をノンパラメトリックな効果量に基づき検出する枠組みを提案する.
