講演情報

[3B14]海上移動型放射線モニタリングシステムに用いる船舶内の線量率分布の計算

*梅谷 圭吾1、大藤 広暉1、金崎 真聡1、小田 啓二1 (1.神戸大学大学院 海事科学研究科)

キーワード:

放射線防護

福島原発事故時、陸上の災害対策の拠点となるオフサイトセンターは電源の喪失や通信設備の破壊などの原因によって機能せず、事故直後に飛散した放射線物質の測定はできなかった。その上、地震の影響で道が寸断されていたため陸路でのアクセスに問題があった。そこで私たちは既存のモニタリングシステムを支援・補完するために、「船舶を活用した海上前線基地の設置」を提案している。このシステムではあらかじめ設定された放射線レベルを超えるまで船舶で接近し、場合によってはマルチコプターといった無人機を用いて測定するといったものである。その提案の一部として、前線基地となる船舶内にいる人が Cs-137 や Cs-134 などの代表的な放出核種などのよって被曝した際の汚染量を、モンテカルロシミュレーションコードであるEGS5を用いて評価する。