[2A06]福島における放射性物質分布調査(6)旧・現避難指示区域の木造住家での線量低減係数の経時変化
*吉田 浩子1、金 敏植2、 Alex Malins2、町田 昌彦2、吉村 和也2(1. 東北大、2. JAEA)
キーワード:
福島第一原子力発電所事故、線量低減係数、住家内外、経時変化、旧・現避難指示区域
現存被ばく状況において、より適切に被ばく線量推定を行うにあたっては住民の滞在時間がもっとも長い住家屋内の空間線量率の評価が重要であり、そのためには、線量低減係数について適正な値を用いることが必要である。我々は2012年からこれまでに旧・現避難指示区域の木造住家約150軒について住家内外の放射性物資の分布状況を調査し、住家周辺の数値から線量低減係数を評価してきた。本発表では、2012〜2013年(除染前、除染直後)及び2019年に評価した線量低減係数を比較し、その経時変化について報告する。
