[2A17]福島における放射性物質分布調査(17)東日本における各河川中底質堆積物のセシウム137動態の分析
*恩田 裕一1、Chen Tang1、Xiang Gao1、谷口 啓輔1、竹内 幸生2、栗原 モモ3、廣瀬 勝巳1(1. 筑波大学アイソトープ環境動態センター、2. 福島県環境創造センター、3. 量子機構 放医研)
キーワード:
Cs-137、河川堆積物
福島原発事故起源の底質サンプル(MOE,461地点)及びSSサンプル(30地点)について、粒度補正を行ったCs濃度を集計した。その結果、初期インベントリの対数は堆積物中のCs-137の減少率と負の相関があることがわかった。また、Cs-137の堆積物とSSのKdacは経時的に類似していることがわかった。これらの結果は、初期降下物の条件や時間的要因が河川系におけるCs-137汚染レベルの低下にも影響を与えることを示唆している。
