2020年春の年会

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2020年3月16日〜3月18日開催中止
日本原子力学会
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[1A06]高速パルス通電加熱による溶融酸化物燃料の物性測定手法の開発-2

*新納 圭亮1、有田 裕二1、小無 健司2、渡辺 博道3、森本 恭一4、渡部 雅4(1. 福井大、2. 東北大、3. 産総研、4. JAEA)

キーワード:

酸化物燃料、物性測定、パルス通電加熱法

原子炉用核燃料の融点付近の熱物性値は、シビアアクシデントでの事故進展を考える上で不可欠な熱物性値である。従来の測定方法では、試料を超高温で一定温度に長時間保持する必要があるため、「試料容器との反応が生じる」、「蒸発により試料組成が変化する」などの問題が測定を困難にしていた。本研究では、短時間で物性を測定することによりこれらの問題を解決することのできる高速パルス通電加熱法を、酸化物セラミックス試料の測定に応用し、溶融酸化物燃料の物性測定を試みた。多段階ステップ加熱法の導入によりジルコニア試料の測定を実施するとともに二酸化ウラン試料の加熱溶融試験を実施した。その結果、加熱方法の改良によって高温でのセラミックス融体試料測定の可能性が示された。