講演情報
[1B01]放射線核種除染を目的としたFe修飾天然クリノプチロライトによる金属イオンの吸着と焼成による固定化
*政瀧 幹太1、青野 宏通1、板垣 吉晃1 (1. 愛媛大)
キーワード:
クリノプチロライト、放射性核種、吸着、焼成固定化、Fe修飾
天然クリノプチロライト(CPL)に放射性核種模擬金属イオン(Cs、Sr、Mn、Zn、Co、Fe)を吸着させ、600〜1100℃での焼成による固定化性能を検討した。吸着実験ではCs、Sr、Mn、Zn、Feで90%以上の高い吸着率を示した。Fe修飾CPLは天然CPLと比較して純水および人工海水中の14日間累積溶出率が低下しており、Fe修飾による固定化性能向上が確認された。この溶出抑制の原因を特定するため、高濃度吸着後の試料に対してXRDおよびEDS分析を実施し、複合酸化物の生成について詳細に検討した。XRD分析では、標準の5倍濃度で吸着した試料においても複合酸化物の回折ピークは検出されず、同定には至らなかった。一方、EDS分析では未焼成試料に比べて、1100℃焼成試料においてFeと吸着イオンの間に明確な相関が確認された。以上の結果から、Feの存在が難溶性複合酸化物の局所的形成を促進し、焼成後の固定化性能向上に寄与していると考えられる。
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