講演情報

[1C17]約3.5年の長期接触試験に基づくOPCペースト/ベントナイト界面の変質挙動評価と反応輸送解析の適用性確認

*永井 翔1、小池 彩華1、安楽 総太郎2、川喜田 竜平2 (1. NUMO、2. JAEA)

キーワード:

セメント-ベントナイト相互作用、反応輸送解析、地層処分

地層処分においてはベントナイト緩衝材とセメント系材料が近接して設置されるため、セメント由来の高アルカリ成分による緩衝材の変質と機能低下が懸念されている。本研究では、セメント/ベントナイト界面の変質挙動の把握と反応輸送解析モデルの適用性確認を目的に、50℃で約3.5年間接触させた試験試料の界面分析結果と、NUMO包括的技術報告書で使用された反応輸送解析モデルに基づく解析結果の比較を行った。試験では、ベントナイト側の界面近傍において、Si減少およびCa増加、さらにC-S-Hの析出とこれに伴う間隙率の低下が確認された。解析はこれらの変質傾向を概ね再現した一方、Si減少量を試験結果よりも大きく評価した。この差異は、間隙閉塞に伴う物質移行特性の変化が十分に表現されていないことや、50℃条件におけるC-S-H生成およびセメント溶脱モデルの不確実性に起因すると考えられる。

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