講演情報

[2B03]幌延の堆積岩における止水プラグの原位置施工試験の概要(3)坑道周辺の掘削損傷領域および水理地質構造の調査と止水プラグ設計への反映

*早野 明1、木村 駿1、田村 友識1、八木 啓介2 (1. JAEA、2. 大成建設)

キーワード:

高レベル放射性廃棄物の地層処分、止水プラグ、掘削損傷領域、幌延深地層研究センターの地下研究施設

高レベル放射性廃棄物処分場の坑道閉鎖時には、坑道周辺の掘削損傷領域(EDZ)を介した放射性物質の移行を抑えるため、切欠き部に低透水性材料を設置する止水プラグが検討されている。本研究では、堆積岩を対象とした幌延深地層研究センター350m試験坑道6での止水プラグ原位置施工試験の具体化に向け、EDZの分布と水理特性を調査した。これまでに掘削した20孔のボーリング調査に加え、坑道底盤の一部で地質観察も実施した。その結果、EDZ割れ目は坑道東側に多く分布し、その範囲は坑道壁面から最大約1.5 mと評価された。また、EDZ割れ目を多く含む領域では、透水係数が健岩部より3~4オーダー高く、間隙水圧は低下する傾向を示した。一方、止水プラグ設置位置付近の断層はプラグを大きく横断せず、顕著な湧水も認められていない。これらの結果は、EDZを包含しつつ断層との交差を回避する止水プラグ形状・寸法の設定に反映する。

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