講演情報

[3A11]金属類の減容・再利用に向けた技術の開発(4) 溶融除染時の核種移行率設定のためのグループ分類と熱力学平衡計算

*天野 光喜1、菊池 孝浩1、入澤 恵理子1、三本木 満2、伊藤 あずさ2、小林 能直3 (1. 日揮、2. JAEA、3. 科学大)

キーワード:

福島第一原子力発電所、溶融除染、熱力学平衡計算、移行率

福島第一原子力発電所で発生する表面線量率が極めて低い金属の再使用・リサイクルの実現のため、溶融除染(溶融スラグ除染法)について検討した。本発表では、電炉溶融処理を想定し、熱力学平衡により判別した核種の除去メカニズムと移行率、周期表における同族元素の化学的類似性に基づき、除染対象元素を16のグループに分類し、移行率の範囲を設定した。除染メカニズムは、核種の飽和蒸気圧および酸化物の生成ギブズエネルギー変化から、気相への移行かスラグ吸収かを判別した。また、スラグ吸収が支配的な核種はスラグ/金属の分配比から、気相への移行が支配的な核種は気液平衡に基づく残存上限から、移行率範囲を導出した。設定した移行率と別途検討した廃棄物インベントリを元に、代表廃棄物のクリアランス検認における重要核種の選定例についても説明する。

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