講演情報
[1A09]福島第一原子力発電所廃棄物の放射能推算のための核種挙動モデル(6) 3号機廃棄物建屋内の線量率分布に基づく137Cs による汚染密度の評価
*内田 俊介1、茶木 雅夫2、唐沢 英年4、駒 義和3、 高畠 容子3 (1. 無所属、2. エネルギー総合工学研究所、3. 日本原子力研究開発機構、4. 八戸工業大学)
キーワード:
福島第一原子力発電所、廃棄物処理、137Cs、線量率分布
福島第一原子力発電所での放射性廃棄物管理においては、直接定量の難しい、長半減期かつ非g線放出核種の含有量の把握が不可欠となる。これまでに、137Cs あるいは60Coなどg線放出核種の測定値に基づいて、炉心から廃棄物に至る経路での核種の移行挙動の差異に起因する輸送比という概念に基づいて、廃棄物中の非g線放出核種の量を推定する手法が開発されてきた。本発表では3号機廃棄物建屋内の線量率分布の測定値を精査し、線量率が主として137Csと134Csによって決まることから、主として床面の137Cs汚染密度を求めた。求められた137Cs汚染密度に基づいて3号機廃棄物処理建屋の総量を求めた結果、全炉心インベントリの0.001%以下であり、量的にはわずかではあった。しかし、廃棄物に含有される非g線放出核種の定量化には重要なデータであり、引き続き核種組成の把握と汚染経路の探索により輸送比による評価制度向上を図ってゆく。
