講演情報

[1B03]放射性コンクリート廃棄物の減容を考慮した合理的処理・処分方法の検討(7)核種移行計算

*LIU JUNXIAO1、橋本 勝文1、杉山 隆文1 (1. 北海道大学)

キーワード:

放射性コンクリート廃棄物、福島第一原子力発電所、廃炉、減容、放射性廃棄物管理

福島第一原子力発電所(1F)では,将来の廃炉作業に伴っては大量の放射性廃棄物が発生すると予想されている。長期にわたる汚染環境への曝露が継続することで,核種イオンはコンクリート内部深くまで移行する。また,ひび割れの有無はコンクリート表面からの物質移行に大きな影響を及ぼす。本研究では,モンテカルロシミュレーションを用いてひび割れ進展を考慮した核種イオンのコンクリート中の移行挙動を数値解析的に評価した。コンクリート要素のメソスケール構造の生成,相分割,ひび割れ進展モデルの構築により,クリアランスレベルの評価を行った。その結果,ひび割れの発生に伴う全体的な核種イオンの移行促進やモルタル要素内の核種イオンの移行フロントとひび割れ経路の関連性を確認した。さらに,曝露環境を想定した飽和あるいは乾燥条件下では,乾燥に伴う汚染領域内部における濃度分布や移行フロントの進展について定量化を行った。