講演情報
[1B18]カーボンニュートラルに貢献できるコンクリートガラの有効利用(1)水中からのCO2吸収の可能性検討
*木下 哲一1、佐々木 勇気1、鳥居 和敬1 (1. 清水建設)
キーワード:
解体コンクリート、カーボンニュートラル、二酸化炭素、炭酸カルシウム
原子力発電所の解体では放射性廃棄物ではない大量のコンクリート廃棄物が発生する。解体コンクリートは破砕・分級処理を行い路盤材として再利用されるのが一般的である。建屋コンクリート表面は空気中のCO2を吸収しているが、破砕により新たに現れたコンクリート内部のCO2を吸収していない面に着目し、ガラを路盤材として利用した際に、雨水に溶解したCO2の吸収について検討した。本研究では、水にCO2が溶けた溶液としてNa2CO3水溶液にセメント硬化物の粉体およびモルタル供試体を一定時間浸して、炭酸イオンの濃度変化を測定した。粉体は水中の炭酸イオンを吸収するが、供試体には炭酸イオンの顕著な吸収は観測されなかった。ガラを路盤材として使用したときは、ガラ自体は雨水に溶けたCO2はほとんど吸収しないが、ガラから溶解したCaイオンがCO2と化学反応し、生じたCaCO3がゆっくりと時間をかけて析出すると想定される。
