講演情報

[1C13]浮体式原子力発電の開発(10) 強制対流沸騰における流量と出力の振動位相差影響

*池田 寛1、植田 翔多1、新井 崇洋1、大川 理一郎1、白川 健悦1、古谷 正裕1、宇井 淳1 (1. 電中研)

キーワード:

浮体式原子力発電、沸騰二相流、強制対流、ボイド率、揺動

浮体式原子力発電の実現に向けた安全評価のために、洋上プラントの10秒以上に及ぶ長周期揺動に起因する炉内流量と熱出力の振動が炉内沸騰二相流の気泡挙動や伝熱特性に与える影響の理解が重要である。しかし、従来は流量と熱出力の複合振動における沸騰二相流に関する実験的知見が不足していた。そこで著者らは、揺動時の複合振動の位相差が気泡挙動に与える影響に注目し、実機定格相当の流速と線出力密度を基準値に、それぞれ正弦波振動により揺動を模擬した大気圧下の強制対流沸騰試験を実施してきた。光学プローブで計測したボイド率の時間変動より、小さい位相差ではボイド率が低く抑制され、大きい位相差ではボイド率の分布が広範化されることを見出した。光ファイバ温度計及び熱電対で計測した加熱ロッド表面温度分布及び液体温度の時間変動より、その影響を把握した。