講演情報
[1D03]マイクロ炉の核データ起因不確かさ評価と炉定数調整による不確かさ低減
*永田 琴乃1、遠藤 知弘1、山本 章夫1 (1. 名大)
キーワード:
マイクロ炉、不確かさ評価、不確かさ低減、MCNP/Whisper、BeO
出力1 MWt、トレーラー可搬型の固体減速・固体冷却マイクロ炉を対象として、核的不確かさの定量評価を実施し、また、炉定数調整による不確かさ低減効果を確認した。具体的には、MCNPを用いた炉心解析とWhisperを用いた既存臨界実験を活用した炉定数調整により、核データに起因する不確かさの定量評価と不確かさ低減を実施した。炉定数調整を行うことにより、核データ起因の不確かさ(標準偏差1σ)は0.53%Δk/kから0.28%Δk/kと約半分に低減可能であることが分かった。しかし、マイクロ炉の反射体に使用されるBeOを用いた既存臨界実験は少なく、BeOの核データ起因不確かさを低減することは困難であった。さらなる不確かさ低減のためには、新たな臨界実験を実施することやBeOの中性子減衰定数を測定することで、BeOの熱中性子散乱則データの検証を行うことが有効であると考えられる。
