講演情報

[2A17]難燃性廃棄物焼却設備の実証試験(10)TRU廃棄物焼却ガス中揮発性塩化物によるセラミックフィルタ目詰まりの防止に向けた取り組み

*大内 隆寛1、髙野 拓海1、横須賀 一裕1、箕内 洋之1、福井 雅裕1 (1. JAEA)

キーワード:

プルトニウム、難燃性廃棄物、焼却設備、セラミックフィルタ、目詰まり防止

核燃料サイクル工学研究所のプルトニウム系難燃性廃棄物焼却設備の廃ガス処理系統には、2基のセラミックフィルタ(以下C.F.という。)ユニットが設置されている。このうち2次C.F.ユニットでは、冷却過程で析出する揮発性塩化物(ZnCl2、PbCl2)を主に捕集している。揮発性塩化物の直接付着防止のため、保護剤(SiO2粉末)を付着させて形成した保護層で捕集している。しかし、Znを多く含む廃棄物焼却時に圧力損失が比較的早期に増大する傾向が認められた。要因として保護層の形成が不十分である可能性が推察された。そこで、模擬試験装置による検証試験を実施した。その結果、従来よりも保護剤の供給量を増すことで圧力損失の増大が抑制された。このことから、供給量の増加が保護層形成の改善に有効であることが示唆された。今後は、実機での有効性を実証し、Znを多く含む廃棄物の安定処理実現を目指す。