講演情報
[2D15]確率微分方程式による燃料デブリのパワースペクトルのモデリング
*植木 太郎1 (1. 日本原子力研究開発機構)
キーワード:
確率微分方程式、燃料デブリ、パワースペクトル、Solomon、乱雑化、臨界性揺らぎ
燃料デブリの臨界評価手法整備のために開発継続中のSolomonコードは、逆冪乗則パワースペクトルから任意形状パワースペクトルまで、乱雑化レプリカ生成による臨界性揺らぎの評価手法を進化させてきた。一方、燃料デブリ模擬体の画像解析は、パワースペクトルが、低波数領域においてフラットなホワイトノイズに近づくこと、高波数領域において逆2乗則より急な降下になることを示している。このような形状のパワースペクトルを再現できるモデルを確立し、 Solomon の任意形状パワースペクトルによる乱雑化臨界計算の機能を有効に活用することが、次の開発ステップとして、重要である。そこで、本発表においては、ホワイトノイズの項、空気抵抗や流体抵抗のような移動の際に生じる抵抗を表す項、復元力のような慣性を表す項で構成されるモデルを検討した。ホワイトノイズからブラウン運動への変換を適用して得られる確率微分方程式を標準的な手法で数値計算した結果、上述の画像解析でのパワースペクトルの特性が再現可能であることが分かった。
