講演情報

[3A09]ナノ秒パルスレーザーによる白色ナトリウム化合物の効率的非接触除去の開発

*小菅 淳1、斉藤 淳一1 (1. 国立研究機関法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:

ナノ秒パルスレーザー、レーザー除染、レーザー誘起ブレークダウン分光法、高速増殖炉、ナトリウム化合物

もんじゅを含む高速炉の廃止措置では、残存金属ナトリウムが水や大気と反応して発熱や腐食を生じるため、安全かつ効率的なナトリウム化合物の除去技術が求められる。適切に除去できれば金属部材の再利用が可能となり、廃止措置の効率化と資源活用の観点から重要である。近年、レーザーを用いた除去手法が注目されており、特に熱影響を抑えたナノ秒パルスレーザーによるアブレーションは安全かつ高効率な方法として期待される。本研究では、パルス幅や繰返し周波数を比較的自由に調整できる出力100 WのMOPA型ナノ秒ファイバーレーザーを用い、アルゴン雰囲気下でナトリウム蒸気を付着させ、その後大気暴露により白色ナトリウム化合物へ変化させたSUS304試料に照射した。レーザー誘起ブレークダウン分光法により除去過程の表面元素を分析したところ、ナトリウムは検出されず、ナノ秒パルスレーザーが白色ナトリウム化合物の非接触除去に有効であることが示された。