講演情報
[3D09]燃料デブリの臨界安全管理に向けた空間配置に基づく臨界評価指標の開発
*島田 和弥1、須山 賢也1 (1. JAEA)
キーワード:
燃料デブリ、実効増倍率、二体分布関数
水と燃料が混在する燃料デブリの体系では、その空間配置が実効増倍率に影響を与える。燃料デブリの臨界安全管理のため、局所的な燃料割合を推定することで、この関係を定量化することを長期目標とし、燃料棒が格子にランダムに配置された実験体系を対象に、燃料棒の空間配置と実効増倍率の関係を示す指標の検討を行った。本研究では、格子配置のような幾何学的条件のないデブリへの応用を考え、材料科学の二体分布関数に着想を得て、燃料棒間の最近接距離分布から定義される指標hを提案した。指標hが有効であるかは、まず単純化された体系で指標hと実効増倍率の相関を確認すべきであり、格子配置体系での燃料棒ランダム配置で相関を確認した。その結果、同一燃料棒本数でhと実効増倍率に負の相関が得られ、本指標が実効増倍率との関係を示す可能性が示された。今後は、格子制約のないランダム配列体系で、指標hと実効増倍率の相関の確認を行う予定である。
