講演情報
[9]ポストコロナにおけるオフィス回帰の実態とその特性
○小林 泰輝1、山渕 智也2、今 佐和子3、谷口 守4 (1. 筑波大学大学院 システム情報工学研究群、2. 筑波大学 理工学群、3. 国土交通省、4. 筑波大学 システム情報系)
キーワード:
テレワーク、オフィス回帰、新型コロナ、働く場所
COVID-19の流行を契機に人々の働く場所は大きく変化した。人々の働く場所の変化は都市に様々な影響を及ぼすと予想される。本研究では、COVID-19の流行の後に生じたオフィス回帰の実態とその特性について、国土交通省が実施したテレワーク人口実態調査を利用して明らかにした。分析の結果、1)オフィスへの回帰は東京圏よりも中京圏・近畿圏・地方都市圏で発生している傾向にある、2)役職が高い就業者の方がオフィスに回帰せずにテレワークを実施している傾向にある、3)勤務先のテレワーク規定の整備はテレワークの実施に強い影響を与えるだけではなくオフィスへ回帰しないことにも強い影響を及ぼすことが明らかになった。