講演情報

[22]道路距離・時間距離・交通規制を考慮した道路網構成の特徴と市街地の変容の関係性の研究‐佐賀県下の都市計画区域を対象として‐

○加藤 晴1、猪八重 拓郎1 (1. 佐賀大学)
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キーワード:

マルチプル・セントラリティ・アセスメント、道路距離、時間距離、交通規制、市街地の変容

本研究の目的は,道路網構成の特徴と市街地の変容の関係性を明らかにすることである.本研究ではまず,佐賀県県下の6つの都市計画区域を対象として,2010年頃及び2020年頃の道路網のアクセス性の評価を算出するためにMultiple Centrality Assessment(MCA)を用い,道路距離,時間距離,及び交通規制を考慮した近接性(CC),直線性(SC),媒介性(BC)の算出を行った.さらに,市街地の変容について,物的な視点として建築面積,都市的土地利用面積,活動の変容として人口,事業所数,従業者数を用いて分析を行った.その結果,4つの変容のタイプが存在することが明らかとなった.最終的には,判別分析を用い市街地の変容のパタンとMCAの解析結果の関係性の分析を行い,2010年頃のSC(道路距離,交通規制なし)と2010年頃のCC(道路距離,交通規制あり)が市街地の発展的な変容と関係が深いことを明らかにした.