講演情報

[26]地域事業者における関係人口活用の継続プロセスに関する研究岐阜県飛騨市での施策に着目して

○関根 仁美1、武田 裕之1、加賀 有津子1 (1. 大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻)
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キーワード:

関係人口、地域活性化、TEM、自治体、よそ者

本研究では、関係人口と地域とが良好で持続可能な関係を築くことを目的とした行政施策の在り方について検討するため、飛騨市が実施する「ヒダスケ!-飛騨市の関係案内所-」を対象とし、地域事業者が関係人口を受け入れる実態や活動継続に至るプロセスを明らかにした。その結果、以下の3点を明らかにした。1)ヒダスケ!は関係人口が地域の人材不足を解消する活動を支援し、その活動内容は多様且つ市内の広範囲で実施され、規模は年々拡大している。2)地域事業者が継続的に関係人口の受け入れるに至るまでには4つの段階があり、ヒダスケ!は第1,2期への支援に注力していた。3) プログラムの質向上や関係人口のよそ者効果を目指すためには、第3,4期への支援が必要である。