講演情報

[32]広域的な立地適正化の方針に関する計画間関係

○武藤 勝一1、荒木 笙子2、姥浦 道生3 (1. 三井ホーム株式会社、2. 東北大学大学院工学研究科、3. 東北大学災害科学国際研究所)
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キーワード:

広域的な立地適正化の方針、立地適正化計画、計画間関係、広域マスタープラン、拠点、都道府県

複数の市町村で広域生活圏・経済圏が形成されている場合、共同連携して広域的な立地適正化の方針を策定する地域が出てきている。本研究は、広域立適をめぐる広域レベル・自治体レベルの計画間の関係性を、それぞれ広域MP、立適との関係を通じて明らかにすることにより、計画制度体系における広域立適のあり方を考察することを目的とした。その結果、以下の2点を明らかにした。第一に、多様な広域立適が策定されており、全体としては現状を追認するだけの計画になっていたが、逆に戦略性の強いものも見られた点。第二に、広域立適が広域MPと立適や事業を「トップダウン型」と「ボトムアップ型」に結ぶ役割を果たしていた点である。