講演情報

[41]介護事業所の立地と職員の通勤利便性八王子市の介護事業所を対象として

○山口 行介1、饗庭 伸2 (1. 茅ヶ崎市役所、2. 東京都立大学)
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キーワード:

介護事業所、職員、通勤利便性、通勤距離、公共交通

本研究では、職員が就労先の介護事業所を決めるにあたって通勤利便性を重視している点に着目し、通勤手段類型と立地類型から、職員確保にあたって立地が課題となっている介護事業所を明らかにすることを目的とした。そして、以下の2点が明らかとなった。 1)職員潜在人口が多く通勤距離の利便性が高く、駅から近いく公共交通の利便性の高い地域に介護事業所は多く立地している。そのような地域では、職員は鉄道や徒歩、自転車と自動車を組み合わせて通勤し、狭域から職員が確保され、立地が職員確保にあたって課題となっている認識は少ない。 2)職員潜在人口が少なく通勤距離の利便性が低く、駅から遠く公共交通の利便性の低い地域では介護事業所の立地が少ない。そのような地域では職員は主に自動車により通勤し、通勤圏は広域となり、立地が職員確保にあたって課題となっている。