講演情報

[52]水害リスクを考慮した居住誘導区域の設定と防災指針の策定に関する研究

○馬場 美智子1、岡井 有佳2、喜多 孝輔3 (1. 兵庫県立大学、2. 立命館大学、3. UR都市機構)
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キーワード:

水害リスク、居住誘導区域、防災指針

近年、深刻化・頻発化する水災害への総合的な対策が求められている。洪水リスクを考慮した居住誘導区域を設定することで、水害を回避することが期待されている。しかし、居住誘導区域に浸水警戒区域を含めるかどうかの判断は市町村に委ねられており、どこまで考慮されているかは不明である。また、市町村によって異なる残留リスクについては、防災指針で対応する必要があるが、防災指針の策定が居住誘導区域の策定に与える影響については整理されていない。本研究の目的は、居住誘導区域から水害リスクがあるエリアを除外することができた要因と、防災指針と居住誘導区域の関係性を明らかにすることである