講演情報

[59]かわてらすを含めた水辺建築と水辺飲食店の景観に関する研究東京都台東区駒形地区を対象として

○正親 昂弥1、志村 秀明1 (1. 芝浦工業大学)
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キーワード:

水辺建築、水辺飲食店、水辺空間、かわてらす、景観

本論文では、河川沿いの景観を向上させる水辺建築の普及促進のため、東京都駒形地区の水辺建築の状況について明らかにすることを目的とする。結論は以下のとおりである。1)水辺建築の要素として4つの種類がある。2)水辺建築の用途として住居と商業で多い。新築が多いがリノベーションも4割程度と一定数ある。3)水辺建築の増加は、水辺飲食店の増加と関係がある。4)水辺飲食店は4つの類型がある。新築とリノベーションが約半数ずつである。水辺建築をどのように誘導し普及させるか、また河川沿い地区の景観イメージの共有をどのように進めるか、市民や事業者をまき込みつつ、河川沿いの景観を向上させるための都市計画的な方策が求められている。本研究は、その都市計画的な方策に関する有用な知見を得られたと考えている。