講演情報
[85]都市機能誘導区域から見た15分都市-徒歩・自転車での商業施設へのアクセスに着目して-
○久米山 幹太1、宮下 和士2、谷口 守3 (1. 筑波大学大学院 システム情報工学研究群、2. 筑波大学 理工学群 社会工学類、3. 筑波大学 システム情報系)
キーワード:
x-minute city、コンパクトシティ、都市機能誘導区域
近年、居住地から生活サービスに徒歩・自転車でx分以内に到達できる、x-minute cityが注目されている。その政策的展開へ向けては、既存のコンパクトシティ政策に着目し、対応実態を捉える必要がある。そこで本研究では15分を切り口として、居住地から生活サービスを提供する都市機能誘導区域への交通行動を分析し、実際の区域設定との関係を把握した。結果、用途地域に対して都誘区域が占める面積の割合が低くとも、都誘区域への徒歩・自転車での15分以内の移動割合が高い自治体の存在が明らかとなった。また、そのような自治体と異なる区域設定を行っている自治体間で、実際の都誘区域設定の空間上での比較を行った結果、都誘区域に施設を集積させることの重要性が示唆された。