講演情報

[90]乱横断抑制を目的とした横断歩道配置モデル

○副島 夕雅1、栗田 治1 (1. 慶應義塾大学)
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キーワード:

横断歩道、乱横断、介在機会モデル

本研究では,介在機会モデルを用いて歩行者の道路横断行動について考察する.歩行者の横断に関する意思決定をモデル化し,歩行者の乱横断実行確率を導出した.そのうえで,歩行者が横断歩道を使用する経路を用いる確率を系全体で最大化する数理計画問題を定式化し,それを実現する横断歩道配置について考察した.歩行者の横断歩道選択に関する確率をパラメトリックに変動させることで,最適配置の変化および最適配置時の目的関数値の変化への影響を確認することができる.本研究の数理モデルを,連続的および離散的機会が共存した事象の分析に適用することも可能であると期待できる.