講演情報
[95]被災地における地域デザインセンターを通したコミュニティ復興の変遷分析―福島県浪江町での活動を事例に―
○曽我 力1、福山 陽介1、王 錚1、原 加代子1、宮下 直樹1、羽藤 英二2、永山 悟2 (1. 日産自動車株式会社、2. 東京大学)
キーワード:
コミュニティ、復興、地域活性化、デザインセンター、福島原子力災害
大災害で長期避難を余儀なくされた地域を復興させるには、地域コミュニティの復興が重要である。本研究は、福島原子力災害の被災地である浪江町において、地域デザインセンターという「場」への来訪者記録を定量的に分析し 、コミュニティ復興とそれに伴う地域活性化への「場」の価値の理解を試みた。その結果、属性を越えた交流による地域のための企画が生まれ育ち、それを通じて新しいキーパーソンが地域コミュニティに参加するサイクルが回るという価値が「場」にあることが明らかになった。