講演情報

[100]テレワーカーおよび職住近接型通勤者の余暇時間に関する研究生活行動調査に基づく生活時間のデータを用いて

○岡田 潤1、出口 敦1 (1. 東京大学)
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キーワード:

新型コロナウイルス感染症、テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、自由時間、ライフスタイル

本研究は、就業者の余暇時間増大に向けて、コロナ禍における生活時間の実態分析を通じて、テレワークおよび職住近接といった就業者の職住の形態と余暇時間の長さとの関係を明らかにした。結果として、2020年から2022年を通じて、フルテレワーカーよりもハイブリッドテレワーカーが多く、テレワーカーの多くは在宅勤務を行っている傾向が見られた。また、テレワークによる通勤時間の削減は余暇時間の増大に効果的であるものの、職住近接型通勤者の余暇時間はテレワーカーのそれよりも長いことが示された。さらに、余暇時間の比較的長い職住近接型通勤者は、自宅内のオンライン環境や、自宅周辺のサテライトオフィスやコワーキングスペースなどの作業環境の充実を望んでいることが明らかとなった。