講演情報
[130]岩手県上閉伊郡大槌町安渡地区における復興まちづくりの現状と課題
○手塚 悠希1、後藤 純2、杉本 千夏3 (1. 東海大学 研究生、2. 東海大学建築都市学部、3. 前田建設工業株式会社)
キーワード:
東日本大震災、復興まちづくり、コミュニティの居住環境、大槌町
3月11日に発生した東日本大震災は、人口減少、少子高齢期の災害であり、基盤整備だけではなくソフト面の施策など多様な復興事業によって進められてきた。復興計画の策定過程では、住民の意向を理解した上で計画を実施するため、住民参加が促進された。現在、復興事業が完了した被災したまちにおいて、12年前に比べて、住みやすく、快適で、希望に満ちた地域社会を実現できているのだろうか。本研究の目的は、岩手県上閉伊郡大槌町安渡地区における復興まちづくりの現状と課題を明らかにすることである。復興まちづくりについては、(1)住まいの再建、(2)地域住民の交流、(3)買い物や散歩などの日常生活、(4)子ども子育て環境の4つの視点から分析した。