講演情報

[135]ベトナム・ハノイの市場化した団地内ストリートの利用実態に関する研究団地内屋外空間における非固定店舗を中心とした商業利用のマネジメントについて

○福本 優1 (1. 兵庫県立人と自然の博物館)
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キーワード:

オープンスペース、自由利用、団地再生、ストリートマネジメント

本研究は、ハノイにある団地(KTT)の敷地内にある市場化した通りを対象に、店舗の実態と通りのマネジメントの実態を明らかにすることを目的としている。調査の結果から、対象の団地の通りでの営業店舗のうち、半数以上が非固定店舗であることが確認でき、非固定店舗では生鮮食品等の商品のストックをできる限り抱えない店舗が多いの対し、固定店舗ではアパレルに関連するストックを抱えて仕事する店舗が多かった。また、こうしたKTT内での個人の商活動は都心部と農村部との接続点となっている。加えて、通りの店舗を束ねるルールは存在せず、住棟ごとに異なる貸主が個別に契約している地先管理型のマネジメントで成立している実態が明らかとなった。