講演情報
[138]場の提供型マルシェによる地域創生の副次的効果に関する研究-滋賀県大津市と草津市での会場形態が違う4つのマルシェを対象とした意識調査-
○村上 翔一1、金 度源1、大窪 健之1 (1. 立命館大学)
キーワード:
マルシェ、地域愛着、プレイスメイキング、地域創生
近年、日本各地域では、人口の急速な減少、出生率の低下、高齢化社会という課題に直面している。 マルシェは地域における社会課題解決に貢献すること言及されていることから、本研究では、滋賀県内の4つのマルシェを対象とし、マルシェが地域社会の形成においてどのように貢献しているかを明らかにする。そのため、来場者と出店者の両者にアンケートによる意識や行動の変化についての調査を実施し、評価分析を行った。調査結果によると、マルシェ開催により、地域内外の来場者や出店者間のコミュニティの拡大や、開催当日だけでなく平常時に対する地域への経済効果が見込まれることが明らかとなった。また、地域愛着の醸成による地域内活動の変化や開催地の印象を良好にする効果もあることが新たに分かり、マルシェの開催が魅力的な地域づくりにつながることが明らかになった。