講演情報

[143]都市住民の現状関与度と将来関心度に基づく農の関係モデル―福岡都市圏の都市近郊河川3流域に着目して―

○高畠 宗一郎1、早渕 百合子2、高取 千佳2 (1. 前九州大学大学院芸術工学府、2. 九州大学大学院芸術工学研究院)
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キーワード:

農社会、都市住民、都市と農村の交流、関係人口

近年、都市住民の農業への関与の増加に伴い、農への関わり方や農地の形態がより柔軟になり、都市と農村の交流や関係人口などへの注目が集まっている。このように都市住民の「農」への関与形態も自由度・多様度を持つようになり、今後は都市と農村における中間的な「農」の多様な関わりに対して、より新しくダイナミックな「農」の計画論が求められている。そこで本研究では、段階的に関係人口を分析する関係人口論のアプローチを採用することにより、都市住民の農への現状の関与の度合いと将来の関心度から農への参加の可能性を評価し、さらに農への関与条件の類型化により、個人差および地域差の視点との包括的な分析として、都市住民の「農」の関係の在り方(関係モデル)への知見を得ることを目的とする。