講演情報

[154]ゾーン30プラスにおける物理的デバイスの整備傾向先駆的な整備計画の実態分析を通じて

○三村 泰広1、山岡 俊一2 (1. 公益財団法人豊田都市交通研究所、2. 豊田工業高等専門学校)
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キーワード:

ゾーン30プラス、物理的デバイス、ロジスティック回帰、一般化線形ポワソン回帰

本研究は,ゾーン30プラスを先駆的に設定,検討している基礎自治体に対するアンケート調査を通じて,当該ゾーンの設定にかかる検討体制や新たな物理的デバイスの整備内容について把握し,その影響要因を考察することで,物理的デバイスの普及・推進に資する知見を得ることを目的としている.回答を得た77の自治体,98のゾーン30プラスについてその実態を分析した結果,新たな物理的デバイスは、設定される地域の設定前のゾーン設定状況や既設物理的デバイスの整備数,車両相互事故件数,土地利用状況に加え,設定に際しての発意者や関与者によって概ね説明できる可能性があることを示した.また,今後のゾーン30プラス設定の有力な候補地域となりうるのはゾーン30であり,当該エリアにおいては,積極的な警察(所轄)発意,もしくは道路管理者(市町)発意が有効かつ現実的である可能性を示唆した.