セッション詳細

[1S04m]企業企画シンポジウム:医薬品開発におけるヒトがん組織を活用したトランスレーショナルリサーチ

2025年3月17日(月) 8:30 〜 10:20
第4会場
座長:市川 克臣(株式会社Crown Bioscience & MBL)、近藤 格(国立がん研究センター研究所 )
日本薬理学会:年会学術企画委員会
医薬品開発では、臨床開発の途中でドロップアウトすることが多く、それによって多額の研究開発費用や労力が無駄になるため、非臨床データのヒトへの外挿性を向上させることが求められている。特にがん領域の創薬開発では、オルガノイドや患者由来腫瘍移植モデルなどのヒト組織を利用する重要性が増している。ヒト組織を利用することにより、種差による影響を低減し、機能面で優位性のあるデータを取得することができる。さらに、分子生物学や細胞生物学の発展により、がんの発生から転移、浸潤、腫瘍死滅に至るがん免疫サイクルが解明され、がん領域の創薬手法は進化してきている。また、がん細胞の周囲に存在する腫瘍随伴マクロファージやがん関連線維芽細胞などのがん間質細胞が、がんの増殖を促進していることが報告されており、がん細胞とがん間質細胞の相互作用の理解が特に重要である。このシンポジウムでは、ヒト組織を利活用した腫瘍微小環境での評価系など、最新のサイエンスやテクノロジーについて議論する。

[1S04m-1]Challenges in the Use of Human Clinical Specimens in Cancer Research: Biobank Utilization and Patient-Derived Cancer Models

近藤 格 (国立がん研究センター 希少がん研究分野)
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[1S04m-2]PDX Model Construction: Past Research and Future Prospects

足立 成基 (大阪大学微生物病研究所)
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[[OD]1S04m-3]Translational Research Utilizing In Vitro and In Vivo Study Models Through Human Tumor Tissue in Oncology Drug Discovery

市川 克臣 (株式会社Crown Bioscience & MBL)
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[1S04m-4]Current Status and Future Prospects of Model Systems in Cancer Drug Discovery: Focusing on Animal Models

守屋 隆一 (アステラス製薬株式会社)
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