セッション詳細
[1S08m]生体機能のdynamic changeを担うシグナル系への多角的アプローチ
2025年3月17日(月) 8:30 〜 10:20
第8会場
座長:柿澤 昌(東京都健康長寿医療センター研究所)、森口 茂樹(東北大学大学院薬学研究科)
生体においては、細胞から個体に至る様々なレベルで、「生命現象のdynamic change」が誘導される。その基盤を担うシグナリング機構の解明は、これらdynamic changeの異常亢進あるいは阻害に起因する疾患の発症機序解明や、新たな医療基盤技術の創出に必要不可欠である。本シンポジウムでは、分化・老化・発病・学習/忘却など様々な生命現象に関して先進的な研究を展開する4名の演者を迎え、生命現象のdynamic changeを担うシグナル系に対して階層縦断的かつ多角的なアプローチを行う。そして、シグナル系の理解に基づく生体機能の制御・疾患の治療に向けた新たな戦略の提案を目指す。本シンポジウムでは、形態学・生理学・薬理学を駆使した研究が結集しており、「協奏の未来へ」をテーマとする三学会合同大会のシンポジウムとしてもふさわしい。この様なシンポジウムは、上述の様な研究の意義・応用面への期待の高さにも関わらず、本学会年会においては少なくとも過去数年間、企画されていない。また、本シンポジウムで提供予定の話題は、この二年以内に一流国際誌にて公表、もしくは現在投稿準備中のトピックスが中心である。したがって、本年会にて本シンポジウムを開催することはまさに時宜を得ており、多くの来場者の今後の研究に有益な知見を与えることが期待される。
[1S08m-1]Regulation of cognitive function via calcium signal
○森口 茂樹 (東北大学・大学院薬学研究科・医薬品開発研究センター)
[1S08m-2]Genetic approaches to understanding memory decline in aging and dietary contexts
○殿城 亜矢子 (千葉大学大学院薬学研究院)
[[OD]1S08m-3]Image-Based Covariation Network Analysis of Proteins in Signal Transduction Pathways
○加納 ふみ (東京科学大学)
[1S08m-4]Determining the Direction of Cerebellar Synaptic Plasticity by Redox Signaling
○柿澤 昌 (東京都健康長寿医療センター研究所記憶神経科学)