セッション詳細
[1S09a]中枢神経疾患に対する革新的アプローチ:診断から治療まで
2025年3月17日(月) 13:40 〜 15:30
第9会場
座長:吉川 雄朗(北海道大学大学院医学研究院神経薬理学教室)、前川 素子(東北大学大学院医学系研究科器官解剖学分野)
中枢神経疾患の診断法および治療薬開発を推進するために、病態理解に役立つ新技術の開発や新たな視点からの創薬開発が求められている。本シンポジウムでは、社会実装を目指した新しい研究成果として、以下の内容を取り上げる。シンポジウムの前半では、疾患理解を促進する技術開発として、ATP感受性の蛍光プローブを活用した中枢神経疾患の病態解明と診断応用、統合失調症や自閉症スペクトラム症候群に対する脳波診断の可能性について紹介する。シンポジウムの後半では、新たな視点からの創薬研究として、ヒスタミン神経系をターゲットとした過眠症への創薬研究、脂質関連分子によるグリア細胞機能調節に着目した統合失調症の創薬研究を紹介する。本シンポジウムでは、中枢神経疾患の診断法や治療法開発に関する最新の知見を参加者と共有しながら、この研究領域の今後の展開について議論を深める。
[1S09a-1]Application of ATP Dynamics Visualization in Live Mice to Central Nervous System Diseases
○山本 正道, 綾野 貴仁, 中野 厚史, 大町 亜紀, 浜田 日月, 大西 諭一郎 (国立循環器病研究センター)
[1S09a-2]Investigation of Common Neural Circuit Abnormalities in Psychiatric Disorders Using non-REM Spindle and Gamma Oscillation
○三輪 秀樹 (国立精神・神経医療研究センター)
[[OD]1S09a-3]Therapeutic effects of histamine N-methyltransferase inhibitors on treatment of hypersomnia
○長沼 史登 (北海道大学大学院医学研究院神経薬理学教室)