セッション詳細
[1S10e]神経生理学の最前線：運動制御における女性先駆者たち
2025年3月17日(月) 15:40 〜 17:30
第10会場
座長：伊澤 佳子（東京医科歯科大学）、カレン キャスリーン（ジョンズ・ホプキンズ大学）
私達は、運動制御システム分野の第一人者である女性神経生理学者が集まり先駆的な研究を紹介する特別なシンポジウムを提案する。本セッションでは、視線、姿勢、手の運動の制御に焦点を当て、感覚信号を正確な運動命令に変換する神経回路と意思決定戦略について考察する。このユニークなシンポジウムでは、Society for the Neural Control of Movement会長のジョンズ・ホプキンス大学Kathleen E. Cullen教授をはじめ、女性神経生理学者の研究に焦点を当てる。その他第一線の講演者として杏林大学の大木紫教授と関西医科大学の中村加枝教授、そして東京医科歯科大学の伊澤佳子が参加する。その主な内容は、Cullen教授による "The Predictive Coding of Voluntary Self-Motion: Circuits for Action and Perception"、大木教授による "Plastic Changes Observed in the Corticospinal Pathway Controlling Upper Limb Movements in Humans"、中村教授による "Visuo-vestibular Precision in Primates and Stroke Patients"、そして伊澤による "Control of Eye Movements by the Prefrontal Fixation System" などである。参加者は、最新の研究動向や運動行動の基盤となる新たなメカニズムについての洞察を得ることができ、このプログラムは大変有意義で刺激あるものとなることが期待できる。（本提案は、東京医科歯科大学ダイバーシティ・インクルージョン室の支援を受けている。）
[1S10e-1]Control of eye movements by the prefrontal fixation system
○伊澤 佳子 (東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 細胞生理学)
[[OD]1S10e-2]Visuo-vestibular integration supported by eye movements in stroke patients with unilateral spatial neglect - implication from studies in the primate macaque
○中村 加枝1, 有馬 泰昭4, 森 公彦2, 脇田 正徳2, 石井 宏典1, 橋本 晋吾3, 長谷 公隆4 (1.関西医科大学 医学部 生理学講座, 2.関西医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科, 3.関西医科大学 リハビリテーション学部 作業療法学科, 4.関西医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座)
[[OD]1S10e-3]Plastic changes observed in the corticospinal pathway controlling upper limb movements in humans
○大木 紫 (杏林大学医学部統合生理学教室)
[1S10e-4]Predictive Coding of Natural Self-Motin: Implications for Perception and Action
○Kathleen Elizabeth Cullen (Johns Hopkins University)