セッション詳細
[1S11a]知覚を司る構造と生理機能の解明
2025年3月17日(月) 13:40 〜 15:30
第11会場
座長：長内 康幸（自治医科大学解剖学講座組織学部門）、中嶋 藍（東京大学大学院薬学系研究科）
五感と呼ばれている視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚は外界の状態を把握し、適切な行動をとるために必要不可欠な感覚である。これらの知覚は受容体、刺激伝導路、中枢神経のレベルで非常に精巧な構造・生理機能を有している。これらの構造・機能を詳細に理解することは認知メカニズムの解明や感覚障害の治療法を開発するために重要である。しかし、環境刺激が神経活動に変換されて、刺激伝導路の中でどのように修飾されて正常な知覚が起こるのかまだ十分には分かっていない。本シンポジウムでは、最先端の電子顕微鏡観察手法、電気生理・イメージング手法、遺伝子発現解析を組み合わせることで発見された知覚の基盤となる構造・機能を紹介し、知覚の共通メカニズムや知覚研究の課題、今後の展望について議論する。
[1S11a-1]Decoding spontaneous activity patterns for olfactory receptor specific glomerular segregation
○中嶋 藍1, 竹内 春樹2, 池谷 裕二1,3,4 (1.東京大学大学院薬学系研究科, 2.東大・院理・生物科学, 3.Beyond AI 研究推進機構, 4.脳情報通信融合研究センター)
[1S11a-2]Pou2f3+ chemosensory cells trigger upper airway protective chemoreflexes
○樽野 陽幸 (京都府立医科大学大学院医学研究科細胞生理学)
[1S11a-3]Regulation of cool temperature sensing mechanism through lipid metabolic enzymes
○曽我部 隆彰 (生理学研究所)
[1S11a-4]Experience-dependent myelination in the visual pathway is controlled by GABAergic signaling.
○長内 康幸1, 大野 伸彦1,2 (1.自治医科大学医学部解剖学講座組織学部門, 2.生理学研究所超微形態研究部門)
[[OD]1S11a-5]Network development of the mouse visual cortex
○村上 知成1,2,3, 松井 鉄平4, 大木 研一1,2,3 (1.東京大学, 2.Beyond AI, 3.WPI-IRCN, 4.同志社大学)